2006-07-22 ツユクサ(露草)ツユクサ科 山野草 やや湿った道端や荒地などに生える一年草。 毎日のように降り続く雨に花びらが傷んでしまった。 ツユクサの茎は円柱状で地面に這いながらのびて、 節はふくらんで、 そこからひげ根をだして伸びてゆく。 茎の先端に、 ふたつにたたまれた緑色の葉のなかからキレイな青色の花が咲く。 花びらは三枚で、 下側の一枚は無色で小さくて目立たない。 花にまつわるお話 花の青色は色の美しさに比べて、水に溶けやすく色変わりしやすいので、 古くから、人情のうつろいやすいことにたとえられた。 救荒植物として重要だったらしい。 天保の飢饉のときに調理法として「若き茎葉を摘み、 煮たる後さらし、 ふたたび煮食するか、 和え物、 浸しものなどとして食す」 とある。 まだ花が咲かないうちに、 茎の上部三節くらいをとり、 茹でてから調理する。